特別養護老人ホーム 美穂の里 理念

 人が長い人生航路の中で安住の地を求め、最終的波止場として降り立った処が、ここ特別養護老人ホーム美穂の里である。
 人生の荒波は、時に人を容赦なく飲み込み、疲弊と挫折を見舞わせる。
 人は、老後の不安や寂しさ、自我の喪失、自己重要感が満たされぬ葛藤、身体的不自由、肉体的苦痛からくるストレスに苛まされる。
 人が真に求め、真に必要なものは、
である。

 愛を忘失し、不毛の地を彷徨う旅路に、人はオアシスを捜し求める。
そのオアシスこそ愛という存在である。
 愛は二元性の経験の超越、一体性の体験とも言われる。
 特別養護老人ホームのスタッフは、利用者を親、家族のように思い、慕い、そして接す。
 共に歓び、共に悲しみ、一体感のある人間関係を築く。
そこに、愛を体験する。
 スタッフは、専門技術の修得・知識の研鑽に努め、スタッフ同士と協力し、助け合う。
 そこに、アイデンティティの発現とスタッフ間の一体感を目指す。

平成十五年十二月二四日〜クリスマス・イブにて

社会福祉法人 そうあい
特別養護老人ホーム 美穂の里
理事長  
桑原 健悟